電験取得を目指している方、あるいは取得している学生さん等が気になっていると思う電気主任技術者の仕事について

電気主任技術者の資格を取って何ができるのか、具体的にどんなことを仕事でするのか気になる人は多いはずです。

学生さんだったら、「この資格取ったら仕事に困らないから」と言われ、先生に勧めてたから勉強してるけど、実在何するんだろう?

とか思っている方多いと思います。

仕事の関係で取得を目指している方も、知ってて損はないと思います。

そもそも電気主任技術者とか何か?

一言でいえば

建物における電気の責任者

です!

電気主任技術者とは、電気主任技術者(電験)の資格を取得した方がなれる、電気の責任者です。

電気には、電圧の大きさで低圧、高圧、特別高圧の3つに分けられます。

このうち、高圧と特別高圧の建物には電気主任技術者が必要です。

そして、どの電圧で建物に受電されるかで大きくわけて

  1. 電気代の計算方法
  2. 必要な電気設備(建物の所有者が負担)
  3. 点検方法

の3つが異なってきます。

それぞれを軽く説明すると

1.電気代の計算方法

簡単に説明すれば、まったく同じ電気量を使った場合、電気代の値段は低圧が一番高く、受電する電圧が上がるほど電気代は安くなります。

低圧>高圧>特別高圧

の順で値段が下がる。


2.必要な電気設備(建物の所有者が負担)

電気代安いなら特別高圧で受電すればいいじゃん?

と思うかもしれませんが、特別高圧の電気をコンセントなどでそのまま使えません!

これは高圧も同じで、高い電圧を100Vや200V に落とすための設備(キュービクル等)が必要です。しかもこの設備の予算は建物の所有者の負担になります。

たまに見たことないですかね?

「高圧危険」と書かれたフェンスのなかにこんな感じのもの。

キュービクル

そしてこの設備は更新年数(その機器によって変わるが、高圧気中開閉器なら15年程)が決まっているので、その取替え費用も建物の所有者負担になります。

その設備の予算、機器更新の予算、電気代を考慮して低圧受電より安ければ高圧受電が望ましいということになります。

高圧気中開閉器

低圧受電の場合は電力会社が電圧を落とす設備もすべて所有してるので、これが必要ない分、電気代の単価は上がるという訳です。


3.点検の方法

低圧は主に一般家庭などですが、電気保安協会等が、4年に1回点検してます。

あなたの家も点検されてると思います。

低圧の点検には電気主任技術者の資格は必要ありません。

高圧と特別高圧は点検の方法に関してはほぼ同じで、

高圧は、学校、スーパー、ビル、病院、ホテル等の建物、

特別高圧は大型商業施設、空港等の大きい建物で、

高い電圧の電気を100Vや200Vに落とす設備(キュービクル等)の点検が電気事業法により定められています。(月一度の定期点検、年一度の停電点検等)

この電気事業法に基づいて点検をするのが、電気主任技術者の仕事です。

点検の他にも先ほど述べたような設備更新工事や負荷の増設工事など停電しないとできない工事には電気主任技術者が停電操作、工事立ち会いなどをします。

また、電気の責任者なので、その建物で感電事故等のがあればその報告を経済産業大臣にするのもですし、雷雨や台風等で、建物が停電した際に対応するのも電気主任技術者の仕事です。


今現在、電気関係の仕事をしている僕の感覚では、全国的に電気主任技術者の数は不足していると感じます。

高圧受電の建物が増え、人口の減少に伴い、どこの業界でもそうですが人手不足です。

そして電気事業法がなくならない限り、電気主任技術者の仕事は無くなりません。

なので資格さえ取れば仕事に困ることはないでしょう。

安定した収入も得られます。

電気主任技術者の仕事をまとめると

  1. 月に一度の定期点検、年に一度の停電点検等
  2. 更新工事、増設工事の際の停電操作、立ち会い
  3. 電気事故時の対応、報告

になります。

今現在電気は使えて当たり前な時代になってきて、予期せぬ停電が起きると病院では人命に関わったり、商業施設が停電すると売上に影響がでたり、いろんな問題が起こります。

点検や設備の更新等を怠るとそれが原因で停電することがありますので、責任は大きいといえます。

その分難しい試験にはなっていますが、是非電験3種から取得を目指して、合格をつかみとってください。

著者

HIROMU

電気関係の仕事をしています。仕事についてや趣味のギターについてつぶやきます。 Youtubeにギター弾いた動画あげているのでそれの解説も載せていきたいと思います。

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